放射性物質の検査体制について
※2014年7月4日 素材の変更等に伴い、一部表記を修正いたしました
はじめに
お客様各位
いつもご愛用頂きましてありがとうございます。
北関東を中心に、福島第一原子力発電所の事故に起因して、 農・畜・水産物から放射性物質が検出されているという悲しい出来事が起こっています。
ネオナチュラルで使用している素材は農産物と同じ扱いと考えているため、この状況を深刻にとらえております。
そのため、農産物と同じように規制数値を超える放射能が検出された場合、 周辺の農産物に規制数値を超える放射性物質が検出された場合は、 その原料の使用を中止し、同等の品質の素材を代行して使う予定でございます。
よくあるご質問
素材はいつ収穫されたものですか。
随時収穫されたものを加工し配合しています。
主な素材の産地はどこですか。
- ヘチマ : 岐阜県
- 月桃 / もずく : 沖縄県
- チシマザサ : 青森県
- 馬油 : 九州 / 北海道
- かぼす : 大分産
その他の素材で産地公開の予定はありますか。
他、産地を公開しているものもあれば、公開していないものもございます。
その理由は、その時々によってより品質のいい素材を使っているからです。
例えばレッドラズベリー(Nature for ボタニックセバムオイル・Nature for スカルプ&ヘアケアソープで使用)でいうと、今年はアメリカ産のものが質がよいのでそれを使い製造し常に検証をし変更していくため、またいい原料がなかなか入りにくい特定の素材は原料が少ないため公開をして、確保が難しくなることを避けている理由とございます。
素材の保管場所はどこですか。
収穫した素材は室内で保管をし、製造場へ運ばれ厳重な管理のもと保管されています。
化粧品等は、外部からのちり、ほこりが入らない屋内の管理された環境で製造されるので、大気中に放出された放射性物質が 直接製品に入ることは極めて少ないと考えております。
現在販売中の製品は安心して使えますか。
素材自体、周辺の農産物が規制数値を超える放射性物質は検出されていないため、今後の使用においても問題ないと判断しております。
ネオナチュラル独自の検査は行っていますか。
現時点でネオナチュラル独自の規制数値を設ける予定はございません。
その他素材で、周辺農産物に放射性物質が検出されていない場所では、生産者独自の検査は行っておりません。
使用されている水は大丈夫でしょうか。
厚生労働省が定める「飲用水中の放射性物質暫定規制値」と同濃度の放射性物質を含む水が日常的に使用するあらゆる化粧品等の製造工程に使用されたと仮定して(※1)そのような化粧品等を1年間毎日使用した場合に受ける放射性の量(※2)を計算すると、年間7.8マイクロシーベルト以下であり、人の健康には影響ありません。
日本政府も現在の水道水の放射性物質の濃度水準では、生活用水(手洗い、洗顔、洗髪、入浴など皮膚への接触)としての使用については問題ないとしています。
化粧品等も、皮膚への使用であり、仮に水道水と同水準の放射性物質濃度であったとしても 安全性に問題はないと考えます。
ちなみに、私たちは日常生活の中で、自然界から年間2400マイクロシーベルト(世界平均)の 放射線を浴びています。(※3)
以上の理由から、今回の福島第一原子力発電所の事故で大気中に放出された放射性物質が原因で、化粧品等が皆さまの健康に影響を与えることはないと考えます。
(日本化粧品工業連合会 見解)
ネオナチュラルも同等の考えです。
※1:化粧品等の使用して、人に残存すると測定される放射線量の総量に基づき計算。
化粧品等の製造、品質検査、出荷までの期間や消費者の手元に届くまでの期間を経ることによる 経時的な放射能の減衰を勘案。
国内の水道水からセシウムは検出されていないため、ヨウ素131の場合を想定。
※2:経口摂取したと仮定。
※3:原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)報告書。
代表取締役 高柳 昌弘